PROFILE [プロフィール]

医療法人社団 誠馨会 新東京病院

副院長・総看護部長 濱口 恵子

学歴

1983年
千葉大学看護学部 卒業
1994年
聖路加看護大学大学院修士課程 修了

経歴

1983年
国立がんセンター(現 国立がん研究センター中央病院)
1987年
聖路加看護大学(現 聖路加国際大学)
1994年
医療法人 東札幌病院
2001年
静岡県庁
2002年
静岡県立静岡がんセンター
2004年
がん研究会有明病院

認定資格

  • がん看護専門看護師

専門領域

  • がん看護
  • 緩和ケア

所属団体

  • 日本がん看護学会代議員
  • 日本生命倫理学会評議員
  • マギーズ東京理事
  • 日本緩和医療学会
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 日本看護科学学会
  • 日本専門看護師協議会
  • ホスピスケア研究会
  • 死の臨床研究会

外来看護師に
期待される役割

健康であった人が病名や病状の説明を受け、衝撃を受ける中で治療法を決めていくのは外来です。その治療法により、その人の人生の長さや質、生活そのものが大きく影響されますので、外来での意思決定支援や心理的支援は重要です。

その際、“生物学的な生命(病気の状態) ”だけでなく、その人の“人生・生活”の視点、さらに、“現時点”だけでなく“治療後”を見据えて、「患者が納得できる最善とは何か」を、患者・家族と多専門職と対話しながらケアする外来看護師の役割は重要です。外来看護師には、瞬間-瞬間のケアをつないでいき、先を予測しながら先取りしたケアを行っていくことが期待されます。

看護師の専門性について

看護師は生活の視点からケアをしますので、キーワードは“全体性”と“個別性”だと思います。

“全体性”とは、
①患者の身体面だけでなく、心理・社会面等を含めた全人的な視点
②“患者”だけでなく“家族等の周囲の人々”や“住んでいる地域・住環境”をみる視点
③“過去”に何を大切にどんな生活をしていた人が“将来”どうなっていくのかを予測しつつ“現在”のケアを考えるという時間軸でも全体をみる視点です。

そして“個別性”。誰も変わることができない“かけがえのない人”として患者をとらえ、患者の視点を大切にします。そこで病態生理や治療等に関する医学的知識を活用しながら、看護することが大切だと思います。

チーム医療について

厚生労働省は「チーム医療とは、多種多様な医療スタッフが、各々の専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつ、お互いに連携・補完し合い、患者の状況に対応した医療を提供すること」と定義しています。組織に専門性の高いスタッフやチームが存在することは強みである一方、各々がバラバラに行動してしまったり、責任の所在が不明確になったりする危険性を伴います。

そこで、話し合える現場を創り、全スタッフが当事者意識をもって声を出しあい、“患者にとって何がより善いのか”を原点にして医療・ケアの目標を共有し、分業ではなく協働する組織文化なくしてチーム医療は機能しないと思います。

緩和ケア

厚生労働省は「診断されたときからの緩和ケア」を推進していますが、「緩和ケア=終末期ケア」というイメージが払拭できない現実があります。しかし、緩和ケアによって放射線治療台で同一体位がとれるようになって治療が開始になったり、Performance Statusが改善して化学療法が開始になったり、治療が継続・完遂することにつながったり、外出・外泊・退院が可能になったりする患者が多く存在します。つまり、緩和ケアによって人生の可能性が拡がるのです。

診療報酬上、緩和ケアチームの対象者はがん患者限定でしたが、2018年度より心不全患者も含まれるようになり、非がん患者の緩和ケアの重要性が強調されるようになりました。

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