循環器内科医を目指す方へ

HARUHITO YUKI
経歴

生年月日 1989年12月15日 東京都出身

  • 桐朋高校 卒業

  • 島根大学 卒業

  • 新東京病院 初期研修終了

  • 土浦協同病院 内科研修修了

  • 新東京病院 心臓内科 常勤医師として勤務

心臓の分野では、非常に質の高い研修ができます

私が循環器、特に心臓に興味を持ったのは学生時代の実習経験からです。サッカーが好きだったので、整形外科のスポーツドクターを目指していました。当時のサッカー部の顧問が循環器の教授であったことと、先輩にも循環器の先生が多かったので、徐々に心臓に興味を持ち始めたのが5年生の頃です。実際にポリクリで実習をする中で心臓の面白さにあらためて気付き、心臓内科医を目指すようになりました。

卒業後は島根県の病院に残ることも考えましたが、初期研修先には心臓に強い病院で、かつ幅広い分野の治療を行っている病院を探していて、関東出身ということもあり当院に見学にきました。最終的には一番自分に合っていると感じたことが決め手です。
当院では初期研修中でも、特に手技関連の幅広い知識を学ぶことができ、研修医だけではなかなか経験できないような治療も経験できます。一般内科に関しては他の病院に比べると少し弱い部分があるかもしれませんが、特に心臓の分野では非常に質の高い研修ができます。

やりたいと主張すれば、
手厚くサポートしてくださいます

私は当院で初期研修を修了した後は、土浦協同病院で半年間内科研修を経験しています。ちょうど私たちの下の代から新専門医制度の内科医が始まる時期でしたので、下の世代の人たちと戦うためにも自分も知識を身に付けないといけない、と感じていました。内科全般を診るという意味も含め、循環器と内科の研修を経験しにいきました。
土浦協同病院での研修中には、TAVIのプロクターとして当院の長沼先生が教えにきてくださり、研修医として長沼先生の下についていた期間があったので非常に親しくしていただきました。

当院の心臓内科の先生方はみなさん非常にサポーティブで、どの先生も隔てなく、異なるチームであっても嫌な顔をせずに寄り添ってくださいます。自分が興味がある事に対しては、やりたいと主張さえすれば参加させてもらえます。TAVIのチームであっても、分からなくても興味があったら入っていいよ、と気軽に言ってくださいますし、非常に手厚く教えてくださいます。やる気があれば、なんでもチャレンジできる体制です。

悩んでいる時でも、
モチベーションを上げてくださいます

周りの心臓内科の先生からは常に刺激を受けています。自分の思うことがなかなか上手くいかない時は、どうしても自暴自棄な気持ちになってしまいがちですが、上級医の先生からは「こういうアプローチをしたらどうか」とアドバイスをいただけるので、モチベーションにつながっています。上の先生方が精を出して働いている姿を見ていると、置いていかれないように自分も頑張ろうという気持ちになりますし、いつでも自分たちをどんどん引っ張っていってくださいます。
正直この仕事は楽だと思った事はないですが、やりがいは常にあります。しっかり働く分しっかり休むことも大事だと思っていて、リフレッシュする時間は取るようにしています。体を動かすことが好きなので、休日はフットサルなど趣味に没頭しています。

自分の意見を
主張できることが重要

当院の心臓内科に向いている医師というのは、難しいですが、「あきらめの悪い医者」という言葉が合っていると思います。患者さんに対して最後まで諦めずにとことん尽くす、粘り強さが大事です。

反対に自分の主張が前面に出せない人には当科は合わないのかな、と思います。自分なんて、と一歩引いてしまうともったいないです。主張というのは自分の思っていることが全てではなく、これが分からないとか、これを教えて欲しいとか。症例に関して、患者さんに対して、倫理的に感じることもあると思います。それを対等ではないけれど、上の先生にも相談できる、主張できることが重要だと思っています。

最先端の臨床、研究をとことん経験できる環境

学術的なことを含めて偏りのない診療をする、ということが今の私の身近な目標です。自分の目の前にいる患者さんひとりひとりを、まずはしっかり助けられる医師でありたいです。
長い目では、他の人に影響を与えられるような医師になれたらいいんじゃないかと思っています。自分が診る患者さんだけに向き合うのではなく、他の先生の患者さんにまで、何かを発信できるようになれたらいいなと思います。
当院へ入職を考えていらっしゃる先生には、当院の魅力をもっと感じて欲しいと思っています。上の世代の先生に対してはともかく、研修医の方や同年代の先生方には、学会や講演会でアピールをしてもなかなか伝わらない部分もあります。自分の主張次第で最先端の臨床、研究をとことん経験できる環境ですので、若い先生に来てもらうと活気も出ますし、ぜひ見学にきていただきたいです。