
カテーテル治療の面白さ
大学で循環器内科の研修医として勉強をし始めた頃にベアメタルステントの治療が始まり、ステントが成熟していく過程でカテーテルを始めました。一通り研修が終わった後は、慶應大学系列の市川総合病院に循環器内科の医長として行くことになったのですが、当時心臓カテーテル検査が花形で、ちょうどステント治療が始まり成熟をしていく面白いプロセスの時代でした。カテーテル治療自体が面白かったですし、女性でカテーテル治療を行う人があまりいなかった、というのもあり魅力がありました。
カテーテルはチーム医療ではありますが一人でもできる治療です。外科の手術のようにたくさんの人が集まらないと行えないという治療ではなく、ある程度の人数で速やかに治療ができるという面白さと、自分が技術を身に付けていくと自分である程度コントロールできる、そういったことが興味をひきましたし、魅力を感じました。