新東京病院教育プログラム
海外留学体験記
TANAKA
KENTARO
田中 健太郎
New Tokyo Hospital
Educational Program
経歴
生年月日 1980年8月1日 千葉県出身
1999年
長生高校 卒業
2006年
北海道大学医学部 卒業
2006年
市立函館病院
2008年
北海道大学病院 初期臨床研修終了
2008年
新東京病院 入職

1. 継続的に診断出来る循環器内科医に

研修医時代、麻酔科などの全身集中管理に興味がありましたが、実際に治療に介入でき、その後も患者さんを診ることができる循環器内科に興味を持つようになり、心臓内科の道に進むことを決めました。初期研修先は大学の研修プログラムに沿った形で選択しましたが、教育的な良い病院でした。

医師になって初めての研修先が循環器内科でした。担当した患者さんが心不全で真夜中にお亡くなりになり、はじめて最期を確認させて頂いたことは今でもよく覚えています。

2. 臨床研修を積み重ねた二年間

カテーテル治療に興味があり、また地元が千葉ということもあって新東京病院へ入職を決めました。初期研修あがりですので、循環器内科としての基礎的なことを最初の二年間でとにかく学びました。また、カテーテル検査治療については早いうちからたくさん経験させて頂きました。最初の2年は臨床と研究を並行して行って、とにかく基盤を築いていました。

3. 研究の基盤をアメリカで学んだ

留学をしたのは入職して4年目の2012年です。ちょうど循環器内科としては知識や経験がついてきたあたりだったと思います。アメリカにはリサーチフェローという立場で行かせていただいたので実臨床で患者さんと関わることはありませんでした。 大学病院内のコアラボという所で、様々な研究のデータ解析を委託されるような場所でしたが、冠動脈の血管内画像(IVUS、OCT)の画像解析やデータをまとめることが主な実務でした。その中で研究発表や論文執筆の機会を頂くことができました。

4. 臨床と研究の概念が確立された留学の経験

平日はコアラボに通い、週末は買い物したり近所に出かけたりといった感じです。日本から留学で来ている先生のコミュニティがあったので、たまに一緒に出掛けたりしていました。留学先では、当たり前かもしれませんが普段英語を使わないので最初は意思疎通が大変でした。最初の3か月くらいは特に大変だったと思います。

実力がついたと実感したのは日常臨床しか経験がありませんでしたので、自分の中に臨床から研究までの概念や、世界感が構築できたような気がします。実際に日本の外に出てみて世界の広さを体感できたことはとても大きな経験でした。

5. ニーズに答え続ける医師に

もしもう一度留学の機会をいただけるのであれば、循環器領域の基礎的分野も興味がありますので、その部分を学びたいです。医師に求められる社会のニーズは時代によって変わってくるものと思いますが、少しでも社会(健康福祉)に貢献できるような医師でありたいと思います。