消化器内科紹介

消化器内科について

消化器内科では、慢性・急性の消化器疾患の診断・治療および内視鏡検査やインターベンション治療を要する緊急治療に24時間対応しています。緊急を要する消化管出血や急性胆管炎の内視鏡治療にも常時対応できる体制が整っています。

消化器内視鏡センターは、駅前クリニックおよび本院に分かれ、年間約1万5000件の内視鏡検査・治療を行っています。
内視鏡検査・治療においては、内視鏡システム(EVIS LUCERA ELITE 290シリーズ)を用いて拡大内視鏡検査・NBI(narrow-band imaging)・超音波内視鏡検査(EUS・IDUS・EUS-FNA)などの特殊検査も行っています。

当科は内視鏡検査・治療を得意としており、特に早期消化器癌の内視鏡治療および胆膵疾患の診断・治療を幅広く行っています。内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、適応拡大病変や治療困難例に関しても積極的に行っており良好な成績を上げています。胆・膵疾患に関してはEUSを導入したことでより幅の広い診断・治療が可能となっています。早期診断を行うことで外科治療への橋渡し(Bridge-to-surgery)が可能となっていくものと確信しています。胆膵系の特殊検査・治療としては、胃切除後や胆膵外科切除後の術後腸管(Roux-en-Y再建腸管など)に対するERCPや経口胆道鏡を用いた診断・治療も行っており良好な成績を上げています。
また、患者さんにとってより良い低侵襲治療を提供すべく当科は外科と協力して診療に当たっています。外科との合同カンファレンスでのディスカッションを通し、ガイドラインを遵守して治療方針を決定しています。

対象疾患

消化管出血、消化器早期癌(食道・胃・十二指腸・大腸)、消化器進行癌、消化管ポリープ、悪性腫瘍狭窄、胆管炎、総胆管結石、閉塞性黄疸、胆嚢炎、急性・慢性膵炎、仮性膵嚢胞、B・C型肝炎、急性肝炎、食道静脈瘤、炎症性腸疾患など