脳神経内科について

脳神経内科は心臓や消化器の病気と比べるとどのような病気に対応しているか少し分かりにくいかもしれません。脳神経の病気を疑う患者さんは頭痛、めまい、手足のしびれ、物忘れ、手足に力が入りにくい、手足が震えるといった症状を訴えることが多いです。これらの症状は脳の病気だけでなく脊髄、末梢神経、筋肉の病気が原因で起こることもあります。

新東京病院脳神経内科ではこれらの症状にお困りの患者さんの外来診療を3人の脳神経内科専門医の資格を持った医師が行なっています。外来診療は松戸駅前の新東京クリニックで行っています。一般外来は予約や紹介のない患者様でも原則診察いたしますので、外来診療表をご確認頂き気軽に受診してください。専門外来として金曜日の午後に物忘れ外来も行っています。
当院ではCT、MRIだけでなく認知症やパーキンソン病の診断に重要な脳血流検査(SPECT)、てんかんの診断に必要な脳波検査、末梢神経障害の診断に必要な電気生理検査なども行うことができます。近隣の先生方からは患者様の紹介だけでなくCT、MRI、脳血流検査(SPECT)などの画像検査のみの依頼に対しても地域連携室を経由して電話予約で迅速に対応いたします。

また和名ヶ谷にある新東京病院では急性期脳梗塞、脳炎・髄膜炎、てんかん、ギラン・バレー症候群等をはじめとした神経救急疾患の診療にも力を入れており、24時間365日で救急対応をしています。特に急性期脳梗塞の診療に関しては脳神経外科の先生と協力して、脳卒中専門ユニット(Stroke Care Unit: SCU)でt-PA静注療法やカテーテル治療を行っており良好な治療成績を上げています。新東京病院では内科・外科の垣根を越えて、Neuro-teamの一員として脳神経疾患患者さんの診療・治療に携わることを目標としています。

当科で扱う症状

以下のような症状でお困りの方は脳神経内科の外来にご相談ください。

  • 頭痛
  • 物忘れ ⇒ 物忘れ外来
  • めまい
  • しびれ
  • 手足に力が入らない
  • 歩きにくい、ふらつく
  • 喋りにくい
  • 手足が震える
  • ひきつけ、けいれん
  • 意識がなくなる
  • 物が二重に見える
  • まぶたが下がる

当科で扱う疾患

頭痛

筋収縮性頭痛、片頭痛、群発性頭痛など

認知症

アルツハイマー型認知症、脳血管障害性認知症、レビー小体型認知症など

脳血管障害

脳梗塞、脳出血など

神経変性疾患

パーキンソン病、パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、運動ニューロン病など

神経感染症

脳炎、髄膜炎など

神経免疫疾患

多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群など

その他

てんかん、脊髄疾患(脊髄炎、変形性脊椎症、脊髄腫瘍など)、末梢神経障害(糖尿病性末梢神経障害、手根管症候群など)


医師紹介

沓名 章仁

医長沓名 章仁

卒大 / 卒年 日本医科大学 平成23年
専門領域
  • 脳卒中
  • 認知症
  • 頭痛
  • 認定・資格

    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本神経学会神経内科専門医
    • 日本脳卒中学会脳卒中専門医
    • 脳血栓回収療法実施医
    • 日本脳神経血管内治療学会専門医
  • 所属学会

    • 日本内科学会
    • 日本神経内科学会
    • 日本脳卒中学会
    • 日本脳神経血管内治療学会
外間 裕之

外間 裕之

卒大 / 卒年 帝京大学 平成23年
  • 所属学会

    • 日本内科学会
    • 日本神経学会
    • 日本脳卒中学会