下肢静脈瘤管内焼灼術治療

下肢静脈瘤血管内焼灼術治療についてのお知らせ

現在、当院における下肢静脈瘤血管内焼灼術治療は、心臓血管外科におきまして下肢静脈瘤治療専門医が主として治療いたします。
豊富な専門知識と治療経験を活かし、患者さんをより強力にサポートしていきます。

下肢静脈瘤血管内焼灼術治療

「下肢静脈瘤血管内焼灼術治療」は、保険適応内で患者様からのご負担が軽減されています。

下肢静脈瘤とは?

下肢静脈には筋肉の中を走る「深部静脈」と皮膚と筋肉の間を走る「表在静脈」があり、静脈瘤ができるのは皮膚に近い伏在静脈と呼ばれる表在静脈です。
下肢の静脈には血液が重力によって足先へ逆流しないように弁がついていますが、それらの弁が壊れると血液の逆流が起こり、うっ血が生じて血管の拡張や蛇行することによりコブができます。また、浮腫、こむら返り、だるさ といった症状があります。これが下肢静脈瘤です。

下肢静脈瘤の治療法

下肢静脈瘤の手術には、血管をしばる「高位結紮術(こういけっさつじゅつ)」と、血管を引き抜く「ストリッピング手術」があります。

高位結紮術は、足のつけ根で血管を縛り、血液の逆流を食い止める手術ですが、新しい治療法の開発にともない現在では実施件数は少なくなっています。

ストリッピング手術は、足のつけ根と膝の内側の2ヶ所を切り、静脈の中に細い針金(ワイヤー)を入れてワイヤーごと静脈を抜き去る方法です。全身麻酔や 脊椎麻酔で行われるため入院が必要でしたが、最近は日帰りでできるようになっています。しかし、血管内レーザー治療に比べて体への負担が多く、手術後の痛みや腫れ、皮下出血などのリスクがあるとされています。

血管内レーザー治療は、ストリッピング手術のように静脈を引き抜いてしまうかわりに、静脈を焼いて塞いでしまう治療です。細い管(カテーテル)を病気になった静 脈の中に入れて、内側から熱を加えて焼いてしまいます。焼いた静脈は固く縮んで、治療後半年ぐらいで吸収されてなくなります。局所麻酔で細い管を差し込むだけなので、従来のストリッピング手術のように入院の必要がなく、日帰りで治療ができる体への負担が少ない低侵襲治療です。

※ 医師の判断によります。

血管内レーザー治療

レーザー治療の利点

  • 日帰り治療ができる(短期入院も可)
  • ストリッピングに比べて大腿部の腫れ、痛み、皮下出血、神経損傷などが少ない
  • 皮膚切開は1か所のみで済む
  • 局所麻酔で行える
  • 再発率はストリッピングとほぼ同等である

出典:株式会社インテグラル

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