業務紹介

薬剤部について

当院は平成18年に創立50周年を迎え、千葉県東葛北部はもとよりその周辺地域も含めた医療の担い手として地域医療に取り組んできました。この歴史の中で薬剤師の役割が大きく変わり、調剤中心から病棟で活躍する時代になり、当院でも患者様と直接お話をし、服薬支援、薬の効果と副作用の評価を行い、必要に応じて医師への処方提案等を行っています。
またチーム医療の推進に取り組み、ICT・NST・糖尿病チームなどの専門分野でも多職種と協働で力を発揮しています。さらに近年は薬薬連携にも重点を置き、地域の薬局や病院と合同で研修会を行ったり、化学療法における情報提供書やトレシングレポートを通じて地域医療への活動もさらに広がっています。
これからも薬剤部スタッフ一同で、新たな取り組みにチャレンジしつつ、患者様の治療に貢献していきたいと思います。

薬剤部の業務内容

#01調剤
患者さんに、安全かつ有効な薬物治療を受けていただくために、処方せんに記載されている薬の用法用量に問題がないか、薬の重複、相互作用がないかなどをチェックし、調剤を行っています。特に注射薬は配合変化、投与経路、速度などにも注意をしながら、アンプルピッカーを稼働させて調剤を行っています。
#02無菌調整
食事から十分な栄養を摂取できない方や、食事をとれない方のための高カロリー輸液をクリーンベンチ内の無菌環境下で混合しています。また、化学療法で使用する抗癌剤は、暴露防止のため安全キャビネット内で混合調整を行っています。
#03医薬品管理
医薬品卸売業者から納品された医薬品の使用期限や品質の確認を行い、それぞれの医薬品がもっとも望ましい環境で保管されるように購入・在庫・供給・品質管理を行っています。
また、法律で規制のある医薬品は、施錠の上保管し帳簿記載を行うなど厳重な管理をしています。
#04医薬品情報管理
厚生労働省や製薬会社等から出された医薬品に関する情報を集め、評価、判断を行い、速やかに医師・看護師・その他医療従事者や患者さん情報を提供しています。
#05薬剤管理指導・病棟薬剤業務
全ての病棟に専任の薬剤師がいて、入院患者さんの既往歴、持参薬、副作用・アレルギー歴などを確認し、ベッドサイドでは薬の説明や服薬の状況を確認したり、質問にお答えしたりしています。
また、カルテ記載や検査データなどをチェックしながら、薬の効果や副作用の発現などを確認し、安全で有効な薬物治療が行われるように医師や他のスタッフとともに薬の用量や使い方、種類の検討を行っています。

新東京病院 薬剤師 1日のスケジュール One day ward pharmacist

#09:00
始業 朝礼
調剤室担当全員でスケジュール、申し送りの確認を行います
調剤業務
内服薬
退院処方や当日服用分の処方薬の調剤をします。また、医師からの薬の中止指示等を確認し、病棟担当の薬剤師へ連絡をします。
注射薬
臨時の注射処方、翌日の化学療法などの調剤をします。薬品はシューターを用いて受払いすることもあります。
#09:30
化学療法のミキシング
医師の施行に関する指示を病棟薬剤師が確認し、調剤室へ連絡します。施行可の場合はミキシングを行い、病棟へ払い出します。
#10:00
手術室に行き、前日使用した管理薬を回収します。
#11:3013:00
調剤室メンバーの中で順番にお昼休憩を取ります。(45分)
#13:30
注射薬
翌日分のTPN(中心静脈栄養)の処方を調剤します。薬剤部内の管理薬の在庫確認を行います。
#14:00
注射薬
病棟で投与される翌日分の処方を、アンプルピッカーを用いて調剤します。日勤終了間際まで調剤は続きます。
内服薬
翌日分、翌々日分の調剤や、曜日で分担している定時処方の調剤を行います。
#16:00
手術室に行き、翌日使用する管理薬の払い出しを行います。
#17:30
ミーティング(15分)
連絡事項やDI、プレアボイドなどを全員で共有します。
#17:45
業務終了
#09:00
始業
当日退院確認
前日の即日入院患者初回指導
退院処方配薬
#10:00
カルテチェック
薬剤服薬指導
治療薬物モニタリング
転棟患者確認
#11:00
午前入院患者初回指導
#12:30
お昼休憩
#13:15
翌日の点滴オーダー確認
#13:30
午後入院患者初回指導
病棟管理薬確認
#15:00
カルテチェック
薬剤服薬指導
#16:00
多職種カンファレンス
#16:30
翌日退院確認
#17:30
薬剤部ミーティング
#17:45
業務終了

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