集中治療室

医師紹介

松尾耕一部長

部長松尾 耕一

卒大 / 卒年 日本大学 平成8年卒
専門領域
  • 集中治療全般
認定・資格等
  • 集中治療専門医
  • 総合内科専門医
  • 麻酔科標榜医

集中治療室について

当院の集中治療室は、2012年12月の新病院開院と同時に20床に増床され 運営が開始されました。その後は主治医による加療と心臓外科医による当直体制によって運営されてきましたが、「集中治療専門医によるコンサルトと常駐が必要」という当院の考えにより、 2014年4月より集中治療室専属医として 原口と松尾が勤務を開始いたしました。

2015年1月現在、24時間体制の専属・兼任医合同による集中治療管理を継続可能な状態となっています。
集中治療を専門とする医師は、麻酔科・循環器内科・呼吸器内科・脳神経外科・救急科などの集中治療室に関連する科をルーツとしていることが多いのですが、原口が循環器内科出身で 松尾が麻酔科・総合内科出身であることから、主に循環管理を原口が担当し、人工呼吸器管理を始めとする呼吸管理と血液透析の適応などを松尾が決めており、互いの長所を生かして患者さんの予後改善に勤めています。

現況は上記のごとくですが、「集中治療」という言葉は、以前よりは皆様の耳に入る機会も増えてきてはいるものの、他部門と比較して何が行われているのか理解するのは難しいと思います。
この点につきましては、日本集中治療医学会の集中治療の紹介を転載させていただきます。

「2012年4月現在の本学会会員数は9,095名で、医師会員、看護師会員、臨床工学技士会員がそれぞれ約6,400名、約2,300名、約300名です。集中治療部( ICU , Intensive Care Units )は医師とコ・メディカルスタッフ(看護師や臨床工学技士など)が車の両輪のごとく、24時間体制で医療を実践する特色ある診療部門です。そして、医師会員は麻酔科医、救急科医、循環器科医、小児科医などの背景を持ち、さらに集中治療に専門性を持つ医師で構成されています。
ICUには手術室、一般病棟、救急外来などから最重症で集中治療を要する患者さんが収容されます。そこでは人工呼吸器、血液浄化装置、経皮的心肺補助装置などの生命維持装置や生理機能情報監視装置など高度な医療機器を使用して、重症患者さんに対する集中治療を実践しています。2006年に行われた本学会の全国調査によれば、ICUのベッド数は人口10万人あたり4ベッドで、欧米の7~24ベッドと比較して少ない状況です。日本集中治療医学会専門医研修施設の機能別分類では、一般総合ICU(約60%)、術後ICU(約10%)、救命救急ICU(約10%)、冠・心疾患CCU(約5%)の順となっています。これらの施設における最近の治療成績は米国やドイツと並び、死亡率が15%未満と非常に良好です。今日では集中治療部門の存在は中規模以上の急性期病院における重症患者管理に不可欠のものとなっています。」
「看護部会では各種委員会を設けて広く活動し、より良いICUの看護ケアを24時間体制で提供しています。ICU・CCU看護教育セミナー、家族への心のケアセミナーを開催し、また、科学的な看護研究を臨床で展開するなど、若手看護師の育成やICUの看護技術の向上を図っています。そして、最近、臨床工学技士部会も立ち上がり、この部門ではICUにおける生命維持装置や生理機能情報監視装置の保守・点検および安全管理に貢献しています。  日本集中治療医学会は急性期重症患者さんの生命維持・治療における最後の砦である集中治療分野を支援・発展させるべく、高い目標に向かって歩み続ける所存です。」
(日本集中治療医学会ホームページ学会概要より抜粋)

集中治療室では 看護師からの報告・見解への対応が 患者さんの予後改善に寄与することは自明のことであり、また、臨床工学技師の役割の重要性も デバイスの進歩とともに高まっています。さらに研修医の教育にも参画しており、良い刺激を受け、自身の知識整理にもなっています。
このような多職種・多数科の交差する集中治療室の運営機会を頂いたことを光栄に存じ、協力しつつ前進していきたいと思います。