整形外科 紹介

診療内容

当院では整形外科領域全般の診療を行っています。
得意とする分野は、頚椎(首)から腰椎(腰)の脊椎疾患、股・膝関節の関節疾患、スポーツ外傷、捻挫・骨折・靭帯損傷など外傷性疾患です。
整形外科疾患の多くは致命的ではないものの、生活に支障をきたすことが多いため、患者さんのニーズに適した治療計画を提示し、ご理解をいただいた上で治療を進めるように心がけています。
当院外来は初診患者さんの診察も行っておりますが、予約患者さんの診察が優先となっております。紹介状を持参される患者さんは、速やかな対応を行います。

対象疾患 専門分野

脊椎疾患

頚椎症(脊髄症、神経根症)

首や肩、腕に痛みや痺れが出たり(神経根の障害)、箸が使いにくい、ボタンがかけづらくなったりします。足のふらつきや歩行障害が出ることもあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰や臀部が痛み、下肢に痺れや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなります。背骨が横に曲がり(疼痛性側弯)、動きにくくなり、重いものをもったりすると痛みがつよくなることがあります。

腰部脊柱管狭窄症

この病気では長い距離を続けて歩くことができません。
もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。
腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下に痺れや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりすると痺れや痛みは軽減されます。
進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出がわるくなったり、逆に尿が漏れる事もあります。

腰椎変性すべり症

腰部脊柱管狭窄症と同様の症状が出ます。

専門外来・治療

脊椎外科 毎週火曜日午前・金曜日午前

脊椎手術では圧迫を受けた脊髄、神経の除圧、脊椎間固定を行っております。なるべく筋肉を切らない低侵襲手術を心がけています。

関節疾患

変形性股関節症 変形性膝関節症

関節軟骨が擦り減り、変形が生じることによって痛みや機能障害が起こります。原因は加齢によるものが多いです。関節の痛みや曲げ伸ばしに制限があるなど関節症状があれば受診してください。

大腿骨頭壊死症

股関節の大腿骨頭に血流が低下し、骨が壊死した状態です。
歩行時や階段昇降時など小さなストレスが足の付け根にかかった時、痛みを感じます。進行すると痛みに加え、変形や機能障害も起こるため適切な診断と治療が必要です。

専門外来・治療

  • 股関節 毎週水曜日午前
  • 膝関節 毎週月曜日午前・金曜日午前・第2,4金曜日午後

変形性股関節症では前方アプローチで筋腱を温存した最小侵襲手術による人工関節置換術を行っております。

変形性膝関節症では変形の程度によって手術方法を提案しており、主に関節温存術(高位脛骨骨切り術)と最小侵襲手術による人工関節置換術を行っております。

当院での変形性股関節症の治療についてはこちら

膝スポーツ・人工関節センターについてはこちら

スポーツ外傷

主にスポーツ中に起こることが多い外傷です。当院ではスポーツ中に起こる膝の外傷に対して、関節鏡を用いた膝前十字靭帯損傷、半月板損傷、内側膝蓋大腿靭帯損傷の治療を行っております。

専門外来・治療

毎週月曜日午前・金曜日午前・第2,4金曜日午後

当院でのスポーツ外傷(膝前十字靭帯損傷に対する治療)についてはこちら

関節リウマチ

関節リウマチは多発性の関節炎を症状とする原因不明の全身疾患です。中年女性に多く、特に原因がなく、手指や肩、肘、膝に腫れ、痛みがあれば疑います。進行すると関節の変形も伴い機能障害が出てきます。
当院では適切な診断のもと、炎症を抑える治療(内服、抗体注射)を専門外来で行っております。進行した関節症に対しては手術治療も行っております。

専門外来・治療

毎週月曜日午前・金曜日午前・第2,4金曜日午後

骨折・捻挫

若年者から高齢者まで起こりうる外傷性疾患、いわゆる怪我です。当院では思わぬ怪我で痛みや機能障害を生じた患者さんの診察を毎日行い、適切な診断、治療を行っております。入院、手術が必要と判断された場合は、経験豊富な専門医による迅速な対応、治療を行っております。